
SIMフリー機選びにおいて、ネット上で重要な記載事項が欠けているケースがある。それは、FOMAプラスエリアのことです。
2014年6月以降のドコモのXi端末用では、VoLTE対応向けのLTE通信・通話が重視されますが、LTE電波が掴めない場合では、3Gに切り替わるケースがあります。
ドコモFOMAプラスとは何か?
SIMフリーの電波はドコモ3G(W-CDMA方式)通信サービスのFOMA用プラスのエリアを使用します。
- Band1(2100MHz)で構築されたFOMAサービスエリア
- Band6/19(いずれも800MHz)で構築されたFOMAプラスエリア
1.は、ほとんどの海外SIMフリー機が対応しており、どのメーカーでも対応100%と見て問題ないです。
W-CDMA(海外UMTS)対応端末なら、ほぼ対応機です。
2.は対応端末が限られます。
BAND6とBAND19は、日本ローカル周波数帯のため、対応端末が少なく、見落としがちです。
確認のチェックポイント
・W-CDMAが850Mhzから・・・となっている端末はFOMAプラス800Mhzエリア未対応。
・主に山間部エリアが未対応・・・と書かれている。
FOMAプラスは、山間部で使えない・・・と書かれているケースが多い。
当然、山間部に住んでいる方や仕事で繋がりにくい経験をした方なら絶対に見落とさないだろう。
ここで重要な点がモレているのだ。
「FOMAプラス未対応でも、山間部だから、自分には関係無い」・・・と思ってしまうのだ。
FOMAプラスの最大のメリットは山間部エリア対応よりも、
都市部の鉄筋コンクリートのビル内まで回り込む電波特性の方がメリットなのである。
これは、ビル内で生活・仕事している方やマンションの方にとって致命的なのである。
山間部・・・ではなく、都市部のビル内の方が重要なのである。
800Mhzは、都市部での建物内やビルの谷間を回り込める電波特性がある。
未対応の場合、わざわざ窓のそばで電波をキャッチしなくてはいけないのである。
BAND6とBAND19のどちらが重要か?
BAND19は、ドコモ側も対応範囲が狭く、端末側で対応していなくても良い。
BAND6は、対応必須である。
都市部のビル内生活者は、FOMAプラスのBAND6は必須という認識でSIMフリー機選びを行うことをお勧めします。
SIMフリーの800Mhz/BAND6のチェック方法
スマートフォンのBAND確認においては、分かりずらい記載が多いです。
下記のいずれかの記載があれば大丈夫です。
- 3G:BAND6
- FOMAプラス対応機種